『お金+地位 = 幸せ』を信じていた20代 《インド編》No.④



いかつい運ちゃんが運転するリクシャーでトコトコではなく、やはりクラクションとエンジンを全開で飛ばしながら走っていると、急にブレーキをかけて止まった!!


ガンガー周辺の地区には信号がなく、止まるところと言えば交差点くらいのはずが、一本道で急ブレーキをかけたのだ!


何事かと思い前を見ると大きな白い物体が道を塞いでるではないか!


そのせいで、対向車も大渋滞、、、


日本ではこれまたありえない光景だが、大きな白い牛が道路のど真ん中で寝転がっていたのだ!!!


インドでは牛は神様のお遣いとして崇められているので、我こそは神の遣いゾ!と言わんばかりの態度で人間の生活の至る所に溶け込んでいるのだ。


神様のお遣いなので無理に退けることもできず、リクシャーの運ちゃんたちはひたすらクラクションを鳴らしまくってその大きな牛を退かそうとするも、牛は我こそは〜とデカイ態度でビクとも動こうとしない。


(ちなみに、神様の遣いであってもクラクションを鳴らしまくって追い払うのは許されるみたいだ。笑)

こんなことがあるのか、と自分には珍しさこの上ないと思いカメラで撮っていると、この人変なんです〜的な顔で周りのインド人たちが自分をギョロギョロと見始めた、、


何と言ってもインド人の目は皆大きくてキレイで眼力があるお目目をしていて、自分とは正反対なので見られると睨まれているかのように感じてしまうのだ!!


ちょっとビビってきたので、カメラをしまい牛さん本当退いてくれないかな〜というふりをして待っていたが、自分はいつまでこの状態が続くのか楽しんでいた!笑


10分ほどしてやっとその牛が仕方がないの〜と動きだした。
せっかちなリクシャーの運ちゃんたちもこの時ばかりはどうしようもないと諦めるんだなぁっと少し感心した。


牛が動き出したとたん、再びエンジン全開でクラクションも鳴らしまくり暴走族のように走りだした!


道は広いと思われているかもしれないが、路駐だらけで対向車はスレスレ。


カメラを出して撮影していると腕ごと持っていかれる距離でギリギリかわしながら走っているのだ!


しかも交差点は信号もないので、暗黙の了解なのかぶつかりながら走る。


なので、交差点はまさにカオス〜〜


少しでも外にはみ出せば身体の一部が持ってかれる〜〜


頼むから攻めの走りはしないで〜〜


祈りながら走っていると今度は路上販売のお店も増えはじめた。


この路上販売こそインドの真骨頂で、日本では見たことのないものばかりが『顔』をそろえていたのだ!!





sea's house

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